ホームヘルパーになるためには、専門的な技術と知識を持っていることが望ましいため、介護職員初任者研修を受講して、修了していることが前提となります。家事や日常生活のお世話だからと言って、スキルを持たなくてもできると思っているのは大間違いで、認知症や感染症の勉強など医学、栄養、心理など様々な知識が必要になります。
介護職員初任者研修を修了するためには、約100時間以上の研修を受けることが必要になります。通信講座では、スクーリングが必要になりますが、一般のスクールではカリキュラムがきちんと組まれていますので、1カ月から4カ月ほど集中して講義を受けることで資格取得が可能になります。費用の面でも、3万円以下のものが基本で、夜間や土日コースなどニーズにあわせて選ぶことができます。
仕事の内容を理解すること、介護の知識、しくみ、基礎を学び医療との連携を理解し、コミュニケーション能力などの向上を目指します。老化、認知症、障害については、カリキュラムのうちの10パーセント以上を占めています。こころとからだのしくみと生活支援技術については、カリキュラムの半分を占めています。知識や理解が不十分な場合には、補講なども行ってくれますので、しっかりと学び、自信をつけてから、仕事をスタートさせることができるように配慮されています。
介護の仕事をしながらでも取得が可能ですので、自分のペースにあわせて学び、技術と知識を確保することが大切です。訪問介護の仕事ができるようになると自分のペースで働きやすくなります。